Youtuberのゆうこすさんが過去精神科に通っていたことを告白し、
「精神科に通うことは恥ずかしいことじゃない」と呼びかけたことに対して、
一部ネットでは批判が起こり、ゆうこすさんが謝罪するという事態になってしまいました。
Twitterを見るとそんなゆうこすさんに、
「なんでもかんでも批判すればいいものじゃない」
「啓蒙している人を批判すべきではない」
という応援の声が多く見受けられます。
なぜゆうこすさんは、うつの人の背中を押す動画を投稿したのに批判されてしまったのか。
原因を探るとともに、ゆうこすさんが本当に伝えたかった事を解説します。
「恥ずかしいことじゃない」が独り歩き
精神科や心療内科に通うことは恥ずかしいことじゃない。
全くその通りだと思います。
筆者も通院歴が長いのでよくわかります。
(今は不眠症以外治りました)
精神的につらい、苦しい、
夜なかなか寝付けなかったり、
朝なかなかベッドから起き上がることができなかったり、
ふと「いっそ死んだらラクかな」とまで思ってしまう。
そんな精神状態になったり、
身体症状がでてきたり。
ふいに涙がでてきたり。
そんな明らかに心が疲弊してしまっている状態なのに、
いまだに「精神科に行くことは恥ずかしい」
「精神科には”変な人”が行くところ」
と思ってしまってなかなかドアをたたけない人が存在します。
ゆうこすさんは以前から幻聴や幻覚に襲われる不安定な精神状態なときがあったとブログで明かしており、
そんなゆうこすさんに「精神科に行きたいけど恥ずかしい」とDMを送る人もたくさんいたそうです。
なかには「通いたいけど親が反対していて行けない」という人も。
いまだに根強く精神科への偏見が残っていることを感じます。
そんな人たちの背中を押したいとゆうこすさんは動画で呼びかけたのですが、
「精神科は恥ずかしくない」という発言が
「それはつまり、(今までそうは思ってなかったけど)精神科は恥ずかしいと世間に思われているのか」
「ゆうこすは精神科に通っている人を普通扱いしていない」
などど批判する人もでてきてしまいました。
普通に生活している人が憎く見える
ひとえに「うつ」と言っても、
心の状態は人によって全然違います。
うつ、適応障害、パニック障害、
ADHD、ASD、HSP、人格障害、躁うつ病・・・他いろいろ
心の病気は決して風邪のようにみんな同じ症状がでるのではなく、
そしてどの人にとってもつらく苦しいものです。
病気の中にも波があり、長く続くもの。
そのあまりの苦しみから
人が元気で普通に生活していることだけでものすごくうらやましく見えたり、
時には太陽さえ憎いと思ったときも筆者にはありました。。
辛い一日がまた今日もスタートする、と思うとものすごくつらいんですよね。
逆に眠れなくて夜明けまでの時間を数えたこともあります。
よく言われることですが、「頑張れ」という何気ないワードが、
病気のまっただなかにいる人にとってはものすごく負担になることも多くあります。
幸いゆうこすさんは今は薬をだんだん減らしている段階にあり少しずつ回復しているようですが、
なかには「化粧して、笑顔で、動画を作れる」ことに対してそれだけでネガティブな印象を持った人がいたのかもしれません・・・。
ゆうこすおすすめの精神科・心療内科
ゆうこすさんが動画の中でおすすめしていた病院のポイントを挙げます。
いいと思える病院に出会うまで3軒お医者さんを回ったそうです。
もっと気楽に精神科・心療内科受診を
そんな時に、起業家向けのメンタルケアサービスがあることを知り、臨床心理士のもとへ通うようになったという。「不幸自慢をしたいわけでも、心配されたいというわけでも無く、そういう場所があるんだということをみんなに知って欲しかったからです」と、ブログにつづった理由を説明
心の辛さはひとそれぞれですが、
その苦しみは耐え難いものだということはわたしも経験あるのでわかります。
また先日誰にとっても衝撃的な辛い事件も起こり、
その映像がテレビで繰り返し放送されるなど、心の苦しさを感じた方も多いのではないでしょうか。
ゆうこすさんは幸い薬や人、カウンセリングに頼ることで、
どうしようもならなくなる前に回復することができました。
だれもがかかりうる、鬱という病気。
病院という駆け込み寺がありますので、心が辛くなった人は気軽に病院を利用してくださいね。